実家の布団と世界秩序、豊かな夜はあと何年つづく?
実家の布団はいつもあたたかい
暖房の音
家族みんなの寝息
ときおり誰かがトイレに立つ音
どこまでも静かだ
冬の廊下には中学生の頃と変わらない夜の時間がある
明日学校に行くまでに何ができるだろう
親に隠れて深夜アニメも見れる
読めなかった長編の本だって聞ける
女友達とメールもできるし、ラジオだってきける
平穏な夜にはあの日と同じような豊かな時間が流れている
世界の片隅では今日も誰かがお腹をすかしているかもしれないし、困っているかもしれない
それでも大阪の片田舎にある実家はいつも落ち着く
ただ、ここ数年の世界情勢に関してはままならぬものがあると感じる
国際法をはじめとした国際秩序が融解し不安定な世界となった
状況は年を追うごとに、日毎に悪くなっている
いつ日本近郊で紛争が始まってもおかしくない
僕が中学生の頃に享受していた、明日学校に行くまでの豊かな時間はあと何年残ってるんだろう
運が良ければ10年あるかもしれないし、イチ市民には全く分からない
ただ事業をしながら、お客様と身の回りの人たちにほんの少しでも豊かであってほしいと願うだけだ
こんな時に役に立つのは100年前の人間だとおもう
森ビル創業者は、関東大震災のときにに政府が土地を地主から取り上げたのをみていた
取り上げられたのは森稔会長の父の土地だった
しかし戦後、森稔は虎ノ門あたりの土地をすべて買い上げ今の森ビルを創業した
僕は1市民1事業者としては、この姿勢でいることが精一杯なのではないかと思う
もちろん分際は森稔に遠く及ばない
さて布団の中でそんなことを考えて寝ることとする
今は。
PS 髪を染め直しました